Chu Chu

moumoonのシングル「Chu Chu」：資生堂CMソングとして話題を呼んだ、ハッピーで躍動感あふれる一曲

2011年8月3日、avex traxよりmoumoonの9枚目のシングル「Chu Chu」がリリースされました。前作から約8ヶ月ぶり、企画シングルを除けば約9ヶ月ぶりのシングルリリースとなり、2011年最初のシングル作品として注目を集めました。

この楽曲は、資生堂『マキアージュ エッセンスグラマラスルージュ』のCMソングに起用されたことが大きな話題となりました。資生堂のCMソング起用は、前々作「Sunshine Girl」以来のことです。全楽曲の作詞はYUKA、作曲・編曲はK.MASAKIが担当しており、moumoonのメンバーによる楽曲制作は、デビューシングルから9作連続となります。

「Chu Chu」は、アップテンポで明るく、聴く人を自然と笑顔にさせる、爽快感あふれるサウンドが特徴です。歌詞は「キス」をテーマにしており、世界中にキスをしたくなるような楽しい気持ちになれる、とYUKAは語っています。作曲を担当したMASAKIは、「夢中で聴いてもらう曲」を目指し、夏にぴったりのサウンドに仕上げたとコメントしています。

PVは、CMの世界観を踏襲しつつも、YUKAが次々と流れてくるお菓子や小物をキスする、手作り感あふれるコミカルな演出となっています。このPVは、「ぷるるるん」というCMの表現をゼリーで表現するなど、遊び心と創造性に満ちた作品となっています。

カップリング曲には、前作に収録された「moonlight」の英語バージョンや、「Chu Chu」のCMバージョン、そして「Sunshine Girl」を含むメドレーなどが収録されています。既存曲の英訳バージョン収録は、「On the right」以来となります。

リリース形態は、DVD付きの初回限定盤と通常盤の2種類。DVDには「Chu Chu」のミュージックビデオとメイキング映像が収録されており、初回生産限定盤にはイベント参加券などの封入特典が同梱されました。

リリース日にはレコチョクで着うたフルの配信も開始され、ダウンロード者の中から抽選で、カップル限定のスペシャルライブへの招待が行われました。また、2011年8月27日には、アーバンドック ららぽーと豊洲にて、本作の発売を記念したイベントが開催されました。イベントへの参加には、初回生産限定盤に封入されているイベント参加券が必要でした。

チャート成績も好調で、オリコン週間シングルチャートでは11位を獲得、初動売上は1万枚を記録しました。デイリーチャートでも8月6日付で7位を獲得するなど、高い人気を博しました。Billboard Japan Hot 100では2位、Hot Top Airplayでは1位を獲得するなど、デジタル面でも大きな成功を収めました。着うたランキングでも上位にランクインし、Appleの「iTunes Rewind 2011 トップソング 100」でも50位に選ばれています。

音楽評論家からの評価も高く、シンプルで爽快なメロディーと愛に溢れた歌詞、ポップでキュートな曲調と英語詞による表現力などが評価されています。

「Chu Chu」は、moumoonの音楽性とクリエイティビティが凝縮された、夏らしい、そして記憶に残る名曲と言えるでしょう。

収録曲

(全作詞：YUKA、作曲・編曲：K.MASAKI)

1. Chu Chu [3:32] (資生堂『マキアージュ エッセンスグラマラスルージュ』CMソング)
2. moonlight（english ver.）[3:47]
3. メドレー（2011 Summer ver.）[10:03]
4. Chu Chu（CM ver.）[0:42]
5. Chu Chu（instrumental）

DVD（DVD同梱盤のみ）

1. Chu Chu（music clip）
2. Chu Chu（making clip）

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